11 拓大総長杯

昨日、2019年9月21日に拓殖大学文教キャンパスで行われた、第28回拓殖大学総長杯全日本雄弁大会に弁士として参加してきました。

 

弁士順は7人目で最終弁士。ただでさえプレッシャーのかかる弁士順な上に演題が「最後の砦」。

結果は5回目の弁論大会にして初めて優勝することが出来ました。

 

さて、通常の弁論大会では質疑応答の時間が設けられていても審査員からの質疑と聴衆からの質疑で時間分けがなされていないところ(この場合、審査員の質疑が優先される場合が多いが)、今大会の特徴としては審査員質疑の時間が10分、聴衆の質疑が10分と明確な区分けが為され、その結果審査員からの質疑や指摘が(ほぼ)確実に受けられる点にあります。

 

今大会の審査員の方はまさに三者三様と表現するのが適切で、弁士の問題意識や自己言及性や演題について深堀する方、実行可能性や解決性を深堀する方、そして弁士自身言葉かどうかや、背景にあるそもそもの考え方や物の捉え方に着目する方、といった印象を持ちました。

 

原稿を読まないからこそ(ついでに最終弁士だったからこそ)、当日の審査員や会場の雰囲気に応じて内容を追加・修正できることが私の弁論スタイルの強みですので、今回は審査員が特より前の弁士に指摘していた

 ①弁士の問題意識やその問題意識を持つにあたった具体的な出来事

 ②演題と本論の関連

 ③自分の言葉で話す

 ④質疑応答時に無駄な反復をしない

という点を意識した弁論しました。(したつもりです)

 

また、今回は政策弁論という形で、具体的な解決策を提示してそれらのよって現状の問題が解決するということを訴えることよりも、私自身の問題意識をより具体的に示し、問題意識を共有することに重きを置いています。

聴衆の方からは、どっちかというと価値弁論だ、と言われました。

何はともあれ動画をどうぞ。

drive.google.com

 

 

※以下グダグダと感想やら反省を書き連ねているので興味のない方は飛ばしてください。

 

今回の大会では、7月に行われた春秋杯と同様に原稿を持たずに登壇し、100%自分の言葉で話す形式をとりました。

弁論大会出場自体は5回目となった今大会ですが、原稿を持たずに登壇するのは2回目ということでやはりまだまだ緊張がほぐれませんでした。

 

今回の大会に出場するにあたって、原稿無しの弁論への意気込みはこちらの春秋杯のブログでも書いてます。

 

yansuto.hatenablog.com

 

この中で、次回の大会に向けての反省点が挙げられています。

 

  今後も積極的に原稿を持たずに演台に立つことを考えていますが、今回の反省点としては、①もっと構成はしっかりとあった方が良いということ、②一貫性を維持するために聞こえが良く汎用性の高い単語をフレーズ単位で記憶して散りばめること、③野次等への応答に使う時間をきちんと把握して時間管理をすること。その他色々とありますが、とりあえず次回はこの3点は確実に反映していきたいですね。

 

さて、この反省点をきちんと踏まえた弁論ができていたのかを私なりに振り返ると、

①の構成に関しては前回よりも話の筋道や順番については以前よりもしっかりとしていたと考えています。もちろんもっと上手くできたとは思いますが、努力の方向性は間違いではないと考えています。

②の反省点は今になって思えば意味が分からないですね。これは①の構成をきちんと実現するために必要なだけの単なる方法論ですし、これを意識することはあまりしませんでした。しかし、当初予定していた構成から大幅に外れることはなかったので、この点も問題なかったと思います。

③に関しては、今回の弁論も野次への応答を弁論中に何点か行いましたが、想定の範囲内の野次が多く、想定できる野次への応答を含めた構成を組んでいたこともあり。この点はかなり反省を活かせていたと思います。

 

 

最後に今回の大会での反省点ですが、閉会式で審査員の方がかなり激しく言われていた弁論に対する心構えを参考にしようと思います。

ここで書き連ねると長くなりますので、友人の浅島君の拓大総長杯の感想ブログに詳しく書かれているのでこちらをどうぞ。

 

https://asadziman.hatenablog.com/entry/2019/09/23/030222